【衝撃】ウンコを我慢し続けたらどうなる？耐え続けた先にある、地獄の結末とは？

「ウンコを我慢し続けた先にある地獄の結末」って、一体どういうことですか？ちょっと衝撃的なタイトルなんですけど、すごく気になります！

りこ

教授

確かに衝撃的なタイトルだが、これは多くの人が経験するであろう「トイレに行きたいけど行けない状況」に潜む、意外と知られていないリスクについて警鐘を鳴らしているんだ。今日はこの、人間にとって身近でありながら、実は奥深い「排便」という行為について、一緒に学んでいこうじゃないか。

皆さんも日常的に経験しているであろう「排便」、つまり「ウンコ」についてのお話をしましょう。「え、ウンコの話？」なんて思わないでくださいね。実はこのウンコ、我々が生きていく上で非常に重要な役割を担っているのです。

さて、皆さんは「トイレに行きたいけど、今はちょっと…」と、ウンコを我慢しなければならない状況に陥ったことはありませんか？　例えば、通勤・通学中の電車の中、大事な会議中、はたまた楽しいデートの最中など、トイレに行きたくても行けないシチュエーションは、誰しも一度は経験があるはずです。

そんな時、多くの人が「ちょっとくらい我慢しても大丈夫だろう」と、排便を先延ばしにしてしまうのではないでしょうか。しかし、この「ちょっとくらい」の積み重ねが、実はあなたの体に深刻な悪影響を及ぼす可能性があるのです。

この記事では、「うんこをしないとどうなる」という疑問を軸に、ウンコを我慢することで体にどのような変化が起こるのか、そして、我慢し続けた先にどのようなリスクが潜んでいるのかを、医学的な観点から徹底的に解説していきます。

さあ、知的好奇心をくすぐる、ウンコをめぐる冒険に出発しましょう！

うんこを我慢するとなぜ危険なのか？

うんこ我慢のメカニズムと排便反射の抑制

まず、皆さんは「排便反射」という言葉を聞いたことがありますか？　これは、便が直腸に到達することで引き起こされる、便意を感じる生理的な反応のことです。私たちが食べ物を摂取すると、消化吸収の過程を経て、最終的に不要なものが「便」として大腸に運ばれます。大腸では主に水分が吸収され、固形のウンコが形成される。そして、この固形物が肛門の直前にある「直腸」に到達すると、直腸の壁が伸び、その刺激が神経を介して脳に伝わります。これが「排便反射」、つまり「便意」です。通常なら、ここでトイレに行き、排便するわけですね。

しかし、トイレに行けない状況などで、この排便反射を無視して我慢するとどうなるか。なんと、ウンコは再び大腸へと逆戻りしてしまうのです。すると、脳への刺激が一時的になくなり、便意は嘘のように消えてしまいます。「あれ？さっきまであんなにトイレに行きたかったのに？」なんて経験、ありませんか？　これは、体が排便を一時的に抑制している状態なのです。しかし！これはあくまでも一時的なものに過ぎず、決してウンコが消えてなくなったわけではありません。

便秘の危険性：命にかかわるケースも

「便秘くらい、誰でもなるでしょ？」ですって？確かに、便秘は非常に一般的な症状です。しかし、甘く見てはいけません。日本国内だけでも、便秘に悩む人は約1000万人以上いると言われています。多くの場合、便秘は一時的なもので、生活習慣の改善などで自然と解消されます。

しかし、中には命に関わるような深刻な便秘も存在するのです。例えば、2013年にはイギリスで16歳の少女が、2012年には33歳の男性が、便秘が原因で亡くなったという報告があります。少女は、なんと2ヶ月間も排便がなかったそうです。その結果、大腸に溜まった大量のウンコが他の臓器を圧迫し、心筋梗塞を引き起こしてしまったと考えられています。男性は、ダウン症を患っており、自分で吐いたウンコを喉に詰まらせてしまったようです。どちらのケースも、腹部が臨月の妊婦のように膨れ上がっていたとのこと。検死解剖の結果、少女の体内からは10kg以上のウンコが見つかったそうです。信じられないような話ですが、これは紛れもない事実なのです。このように、極めて稀ではありますが、便秘が原因で命を落とすケースもあるということを、肝に銘じておいてください。

便秘って、そんなに怖いんですか？ただトイレに行けないだけだと思ってたけど、命に関わるなんて…。

りこ

教授

そうなんだ。便秘を甘く見てはいけないよ。特に、長期間排便がない場合や、激しい腹痛を伴う場合は、すぐに医療機関を受診することが大切だ。たかが便秘と侮らず、自分の体の声に耳を傾けることが重要なのだよ。

うんこを我慢し続けると体内で何が起こる？

水分の再吸収と硬くなるうんこ

さて、排便反射を無視して大腸に戻ったウンコは、その後どうなるのでしょうか？　実は、大腸に戻ったウンコからは、さらに水分が吸収されてしまいます。大腸は、内容物から水分を吸収し、固形の便を形成する役割を担っています。通常は、適度な水分を含んだ便が形成され、スムーズに排泄されます。しかし、排便を我慢し続けると、大腸は必要以上に水分を吸収し続けてしまい、結果としてウンコはどんどん硬く、小さくなってしまうのです。

肛門への負担と切れ痔のリスク

硬くなったウンコを無理やり排出しようとすると、肛門に大きな負担がかかります。その結果、肛門付近の粘膜が裂けてしまう「切れ痔」を発症するリスクが高まります。切れ痔は、排便時に強い痛みや出血を伴う、非常に辛い症状です。「たかが切れ痔」と思うなかれ。悪化すると慢性化し、排便のたびに激痛に悩まされることになります。

便秘の悪化と宿便の形成

さらに、硬くなったウンコは排出されにくくなるため、便秘はますます悪化します。そして、排出されずに腸内に長期間とどまった便は「宿便」と呼ばれ、様々な健康問題を引き起こす原因となるのです。宿便は、自力で排出するのが非常に困難なことが多く、放置すると深刻な症状を引き起こします。

宿便って、具体的にどんな問題を引き起こすんですか？ただうんこが溜まっているだけじゃないんですか？

りこ

教授

そ良いところに気がついたね！宿便は、ただの便の滞留ではないんだ。腸内に長く留まることで、様々な悪影響を及ぼすんだよ。例えば、腸内環境の悪化、栄養の吸収阻害、さらには全身の健康状態にも影響を与える可能性があるんだ。

うんこを我慢し続けるとどうなる？具体的な症状

腸閉塞の危険性

硬く巨大化した宿便が腸管を塞いでしまうと「腸閉塞（イレウス）」という非常に危険な状態を引き起こす可能性があります。腸閉塞とは、腸の内容物が先に進めなくなり、腸が詰まってしまう病気です。腸閉塞になると、激しい腹痛、嘔吐、膨満感などの症状が現れ、最悪の場合、腸が破裂して命に関わることもあります。

眩暈や潰瘍

宿便が原因で腸内環境が悪化すると、有害物質が発生し、それが血液中に吸収されることで、眩暈を引き起こすことがあります。さらに、腸の粘膜が傷つき、潰瘍ができることもあります。

尿漏れ

意外かもしれませんが、うんこを我慢することは尿漏れの原因にもなります。たまったうんこが膀胱を圧迫することで、尿意を頻繁に感じたり、尿漏れを起こしたりすることがあるのです。特に女性は、骨盤底筋が弱くなると尿漏れを起こしやすいため、注意が必要です。

体臭の変化：口臭と汗の臭い

そして、なんと体臭にも影響を及ぼします。腸内に滞留した宿便は、腐敗・発酵し、悪臭を放つガスを発生させます。このガスが血液中に取り込まれ、肺から呼気として排出されると口臭の原因に。また、汗腺から排出されると体臭がきつくなるのです。これは、ウンコの臭いの元となるスカトールやインドールといった化学物質が原因です。想像してみてください。自分の体から、常にウンコの臭いが漂ってくるなんて、考えただけでも恐ろしいですよね？

巨大結腸症（メガコロン）

さらに、腸内にウンコが蓄積し続けると、「巨大結腸症（メガコロン）」という病気を発症する可能性があります。これは、腸が異常に拡張してしまう病気で、ひどい場合にはまるで腫瘍のように巨大化してしまうこともあるのです。巨大結腸症になると、慢性的な便秘、腹痛、膨満感などに悩まされることになります。

吐糞症

そして、最悪の場合、「吐糞症」という、想像を絶する症状が現れることも。これは、腸がウンコを排出しようと激しく収縮するにも関わらず、硬い宿便が邪魔をして排出できないため、なんと口から腸の内容物を嘔吐してしまうという、恐ろしい症状です。信じられないかもしれませんが、これは医学的に報告されている、れっきとした事実なのです。

便秘の予防と対策

では、このような悲惨な事態を避けるためには、どうすればいいのでしょうか？

水分と食物繊維の摂取

まず、十分な水分と食物繊維を摂取することが大切です。水分は便を柔らかくし、食物繊維は便のカサを増して腸の蠕動運動を活発にする働きがあります。野菜、果物、海藻類など、食物繊維を豊富に含む食品を積極的に摂取しましょう。また、1日あたり1.5〜2リットルを目安に、こまめに水分を補給することを心がけてください。

定期的な運動

適度な運動も、便秘予防には効果的です。ウォーキングやストレッチなど、無理なく続けられる運動を習慣にしましょう。運動は、腸の働きを活発にし、排便をスムーズにする効果があります。また、ストレス解消にも効果的なので、心身ともに健康的な状態を保つことができますね。

便秘薬の使用と注意点

市販の便秘薬を使用するのも一つの方法です。しかし、便秘薬はあくまでも一時的な対処法であり、常用すると体が薬に依存してしまう危険性があります。用法・用量を守り、必要最小限の使用にとどめるようにしましょう。また、便秘薬には様々な種類があるため、自分の症状に合ったものを選ぶことが大切です。薬剤師に相談するのも良いでしょう。

便秘薬って、使いすぎると逆に便秘が悪化するって本当ですか？

りこ

教授

便秘薬の中には、腸を刺激して無理やり排便を促すタイプのものがある。これらを長期的に使用すると、腸が自力で動く力が弱まり、薬なしでは排便できなくなる可能性があるんだ。だから、便秘薬はあくまでも一時的な手段と考え、頼りすぎないことが大切だよ。

宿便になってしまった時の対処法

「すでに宿便になってしまったかもしれない…」という方、安心してください。まだ、できることはあります。

下剤と浣腸の効果と限界

まずは、下剤や浣腸の使用を検討しましょう。下剤は、腸の運動を活発にしたり、便を柔らかくしたりすることで、排便を促す薬です。しかし、効果が現れるまでに24時間から48時間ほどかかるため、即効性は期待できません。一方、浣腸は、肛門から直接腸内に液体を注入し、便を柔らかくして排出させる方法です。こちらは、5分から15分程度で効果が現れるため、比較的即効性があります。

しかし、これらの方法は、あくまでも一時的な対処法であり、根本的な解決にはなりません。特に、硬く巨大化した宿便に対しては、効果が限定的です。

溜まったうんこの物理的摘出：手術のリスク

最悪の場合、宿便を物理的に摘出する手術が必要になることもあります。これは、医師が手で直接、硬くなったウンコを砕いて取り除くか、開腹手術によって大腸を切開し、摘出する方法です。しかし、手術にはリスクが伴います。例えば、カテーテルや硬い便によって腸に穴が開いてしまう「腸穿孔」を引き起こす危険性があります。また、手術による圧力で大腸が壊死してしまう可能性もゼロではありません。